Facebook上での「人となり」
Facebookも選考材料になる
SNSの中でもユーザー数が多いFacebookは、転職活動に便利な反面、使い方によっては選考で不利になることもあります。転職失敗例の中には、Facebookの内容が絡んでいることも実は多く、プライベートで楽しむだけのツールではないという自覚を持つことが大切です。Facebookの内容を公開する設定にしてあれば、投稿内容も友人関係も全て自由に見ることができます。企業側はインターネットで応募者の実名を検索し、SNSをチェックすることがほとんどとなっており、応募者はそのことを見込んで十分に注意する必要があります。
転職がうまくいかない人のFacebookによくあること
面接の場でマナーを守り、一生懸命に誠実さをアピールするのはごく普通ですが、Facebookの投稿に消極的なことや他の人を批判するような内容があれば、そちらが素のその人だと企業は判断するかもしれません。企業側がFacebookを見る可能性を考えていないような投稿がそのままなら、リスクマネジメント力不足をアピールしてしまうことにもなるでしょう。Facebook内で面接時の態度からは想像もつかないようなギャップを見せてしまうようであれば、企業側はその二面性に嫌気がさして採用を見送る決断をする場合もあります。
Facebookの経歴と履歴書の経歴が違う
Facebookにある出身大学、前職などの名称、卒業年度、在籍期間などが履歴書と異なることは、単なる勘違いでも避けたい問題です。また、過去のアルバイト先やインターン先がそうとわからないような形で記載されていると、職歴が実際より多いかのように見えてしまいます。履歴書に書かれている内容が本当のことだと企業側は解釈するかもしれませんが、Facebookで公表していることと事実が異なれば、マイナス評価になってしまうでしょう。
アピールしすぎに注意
Facebookは個人的なものなので、どのように利用するかは自由です。しかし、普段からFacebookで努力アピールや実績アピールばかりしている人は、周囲の人から実はあまりよく思われていないことも少なくありません。さらに、採用担当者が見る前提で、それを意識したアピールばかりがタイムラインに並んでしまうと、わざとらしすぎて逆効果になることもあります。Facebookを利用して自己アピールするのは悪いことではありませんが、アピールが強すぎないようにしましょう。世間は広いようで狭いので、人はどこでどうつながっているかわかりません。Facebookを公開している以上、自分のことも人とのつながりも全て世界に発信されているという意識を持ち、上手に利用するのも大人のマナーです。