何をしたいのか自分で理解していない
やりたいことが明確でないと転職は難しい
やりたい仕事が特にないまま社会に出て、流れでなんとなく働いている人は多いものです。そのまま一生その仕事をやり抜ける人もいれば、本当にやりたいことを求めて転職する人もいるでしょう。転職がうまくいかない人の特徴として多いのが、「自分が何をしたいのか理解していない」ということです。やりたいことがわからないと、仕事を探すための基準がなく、転職する意義も曖昧なものとなってしまうでしょう。しかし、やりたいことがあれば目標もしっかりと定まり、次に自分が何をすべきかが見えてきます。知識やスキルを身につけるために勉強し、必要であれば資格を取得することもあるでしょう。その結果として、やりたい仕事ができる企業への転職を成功させることができるのです。
曖昧な希望は失敗の原因になる
「やりたい仕事がない」とはっきり言える状況ならば、1から考えを組み立てやすいかもしれません。しかし、やりたい仕事の候補がいくつもあって、そのどれかを選ぶことができず気持ちがぐらついている状態で転職をするのは失敗のもとです。例えば、ITの仕事ならシステムエンジニアやプログラマなど、関連の職種がいくつかあります。ITの仕事はしたいと思っていても、そのどれにしたいかが曖昧なままでは、転職理由を問われた時に答えることが難しいでしょう。
やりたい仕事があるなら「なぜ」やりたいのかが重要
仕事内容の細かいことは一切わからなくても、テレビやインターネット、雑誌などで見た印象だけでやってみたいと思う仕事はいろいろあるかもしれません。子供の頃ならそれでいいのですが、大人になると憧れだけでなく根拠が求められます。その仕事をなぜやりたいと思ったのか、ひとつひとつステップをさかのぼるようにして考えてみましょう。もしかすると、やりたいと思った仕事のことについてほとんど知らないことに気づくかもしれません。どんなにいいと思った仕事でも、思い通りにならないことや楽しいと思えないことはたくさんあるものですが、その点がよくわからないままイメージだけで仕事を選んでしまうのは転職失敗のもとです。
やりたい仕事を見つけるためにまずは自己吟味を
やりたい仕事が何かがわからないなら、まずは自分の気持ちとじっくり向き合ってみましょう。興味のある分野や得意な分野が何かを洗い出し、自分の持っている能力と照らし合わせてマッチする仕事を探してみるのもいいかもしれません。自分がやりたいと思えることが何か理解できれば、あとはそれを軸にして転職活動をするだけです。根本にやる気があれば、なぜその仕事がしたいのかを聞かれた時に自信を持って答えることができるでしょう。