丁寧さに欠けている
丁寧さが感じられない応募書類は、マイナスイメージにつながりやすいです。たとえば、誤字脱字が散見される、空欄が目立つ、使い回しの証明写真が貼られている、といった応募書類を見て、丁寧さを感じることはないでしょう。このような応募書類から伝わってくるのは、応募者の「熱意の欠如」。たとえ本人にやる気があったとしても、採用担当者に思いが伝わらなければ、書類選考を突破することは難しいです。企業の多くは、責任感や丁寧さを持っている人材を求めています。丁寧さに欠けた応募書類を見た時点で、採用を見送るケースもあるでしょう。履歴書や職務経歴書の作成が苦手な方は、第三者にチェックしてもらうと安心です。なお、証明写真に関しては、スピード写真を利用する方法もありますが、より良いクオリティを求めるのであれば写真館での撮影がおすすめ。顔の角度や肩の位置など細かく調整してくれるぶん、仕上がりに差が出ます。
文章が読みづらい
読みづらい文章の特徴としてまず挙げられるのが、「一文が長すぎる」というもの。一文が長くなればなるほど、主語と述語のねじれが生じやすくなり、誤った日本語を使うリスクも増えます。文章量は多いのに、肝心の内容が読み手に伝わらないというケースもあるでしょう。なにより、冗長的な文はスラスラ読むことが難しく読み手にストレスを与えます。応募書類を作成するときは、簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。まずは、「一文は短く、主語と述語を明確にする」という点を意識することが大切です。そのほか、読点の使いすぎにも注意しましょう。手書きの際は、きれいな字で書くことも意識してください。書き方を工夫するだけでも、書類選考を突破する糸口が見えてくるでしょう。
スキルや経験が不足している
即戦力を求めがちな転職市場においては、職歴や資格欄も重要になってきます。経験やスキルが企業の求めるレベルに達していない場合、面接に進めないこともあるでしょう。未経験の職種や異業種へ転職する際は、新しいスキルを身につけるために取り組んでいることをアピールするなど、学習意欲を示すことも大切です。
志望動機が弱い
どの企業にも当てはまりそうな志望動機で書類選考を突破するのは困難です。志望動機には、その企業でなければならない理由をしっかりと記載するようにしましょう。その際、「自身が成長できるから」といった視点でアピールするよりも、「自分がどれだけ会社に貢献できるか」をアピールするのがおすすめ。なぜなら、企業は自社に利益をもたらしてくれる応募者を採用したいと考えているためです。志望動機を作成する際は、企業研究を徹底的に行い、企業が求める人物像を理解しておくと良いでしょう。
ビジネスマナーが守られていない
応募書類を作成する際は、ビジネスマナーにも配慮する必要があります。履歴書に会社のことを書く際は「御社」ではなく「貴社」を使用する、郵送の際は送付状を同封するなど、基本的なビジネスマナーを守るようにしてください。
